脳ドックでわかる
病気・予防できる病気

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脳ドックで発見・予防できる主な病気

脳梗塞

脳梗塞は、脳の血管が詰まることで起こる病気です。主な症状として、手足の痺れ・麻痺、言語障害などが挙げられます。発症する部位により現れる症状が異なります。症状が現れない「症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)」というものもあります。動脈硬化などにより頸動脈が狭窄することでリスクが高まります。

脳梗塞の症状
  • 頭痛
  • めまい
  • 手足の痺れ・麻痺
  • 顔面の痺れ・麻痺
  • 言語障害
  • ものが上手く飲み込めない
  • 文字が書けない
  • 起立時や歩行時にふらつく
  • もの忘れがひどくなる
  • 性格・人格が変わる

など

無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)

手足の痺れ・麻痺や言語障害など、脳梗塞の症状がはっきり現れていないものの、MRI検査などによって脳内で微細な血栓が見つかるものを「無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)」と言います。今は症状がなくても、将来的に脳卒中を発症するリスクが高いとされています。

脳腫瘍

脳腫瘍とは、脳鵜にできる腫瘍のことで、脳やそのまわりの組織から発生する「原発性脳腫瘍」と、他の臓器で発生した腫瘍から転移する「転移性腫瘍」に分類されます。腫瘍のできる部位により現れる症状が異なります。

脳腫瘍の主な症状
  • 頭痛
  • 意識障害
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 視力低下
  • 言語障害
  • 聴力障害
  • 歩行時や起立時にふらつく

など

脳出血

脳内出血とは、脳の血管が切れて出血することで起こる疾患です。出血量や出血部位により、意識障害や昏睡状態などの症状が現れるほか、命にかかわる恐れもあります。

脳出血の症状
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 視力障害
  • 半身麻痺
  • 呼吸障害
  • 言語障害
  • もの忘れがひどくなる

など

脳動脈瘤

脳動脈瘤とは、脳の血管(動脈)にできる瘤のことで、これが破裂するとくも膜下出血が起こり命にかかわります。40歳以上の方に多くみられます。

脳動脈瘤の症状

※脳動脈瘤が破裂した場合

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 意識障害
  • 視力障害

など

未破裂動脈瘤

未破裂動脈瘤とは破裂していない動脈瘤のことで、ほとんどの場合、無症状です。ただし、瘤ができる部位や大きさによっては視力に障害が起こることもあります。

脳内微少出血(隠れ脳出血)

脳の微小な血管が切れて少量の出血が認められる状態のことを「脳内微少出血(隠れ脳出血)」といいます。目立った自覚症状はほとんど現れませんが、動脈硬化の進行の前兆であると考えられます。

くも膜下出血

くも膜下出血とは、くも膜下で出血が起こった状態を言います。ほとんどの場合、脳の血管にできた瘤(脳動脈瘤)が破裂することで起こります。

くも膜下出血の症状
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 意識障害
  • 視力障害

など

脳動静脈奇形

脳動静脈奇形とは脳の血管の先天的な疾患で、動脈と静脈が直接繋がり、とぐろを巻いたような形をしています。正常な血管よりも壁が薄いため破れやすく、脳出血やくも膜下出血のリスクが高いです。

脳動静脈奇形の症状
  • 手足の痺れ・麻痺
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 視力障害
  • 半身麻痺
  • 言語障害
  • もの忘れがひどくなる

など

もやもや病

もやもや病とは、脳の血管が徐々に狭窄して閉鎖する疾患です。血管の狭窄・閉鎖を異議ナウために動脈が太くなり、検査画像で煙っているようにもやもやと見えることからこのような名称が付けられています。日本の特定疾患に指定されていて、難病の1つとされています。

もやもや病の症状
  • 半身麻痺
  • 言語障害
  • 視力障害
  • てんかん

など

無症候性頸動脈狭窄・閉塞

無症候性頸動脈狭窄・閉塞とは、頸動脈で動脈硬化が起こり狭窄・閉鎖が起きた状態です。狭窄だけでは症状は現れませんが、閉塞すると脳に十分な血液が流れなくなり、結果、脳梗塞のリスクが高まります。

無症候性頸動脈狭窄・閉塞の症状

※頸動脈が閉鎖した場合

  • 手足の痺れ・麻痺
  • 顔面の痺れ・麻痺
  • 言語障害
  • ものが上手く飲み込めない
  • 文字が書けない
  • めまい
  • 起立時や歩行時にふらつく
  • もの忘れがひどくなる
  • 性格・人格が変わる

など

頸動脈プラーク

頸動脈プラークとは、頸動脈にできるプラークのことで、これがあると動脈硬化が進行している恐れがあるほか、脳梗塞の原因にもなります。